そんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 介護する家族にできる3つのケア
- 家族のケアをすることで介護は続けられる
介護の仕事15年以上ココパパ(@coco_883)です。
要介護となった高齢者をみている家族は、いつまで続くか分からない介護生活を前に、不安やストレスも多く抱えています。
介護士として関わると、要介護者の方ばかりに目がいきがちです。
しかし家族のケアをしていかないと、半年後に倒れている恐れもあります。
介護士として家族にできるケアを知って、家族もいたわる心遣いをみせることが大切です。
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Contents
介護する家族にできる3つのケア
介護士は仕事なので、自分の勤務する時間が終わればそこで終わりにできます。
しかし介護は在宅で看ている以上、介護生活はエンドレスに続きます。
家族が倒れないよう支える事は、介護士にとって使命でもあるでしょう。
疲れている家族を目の前にして、あなたは黙っていられますか?
家族は疲れ切っている
毎日続く介護生活に疲れ切って、家の中もごちゃごちゃになっているかもしれません。
気持ちに余裕がなくなり、言葉も少なくなったりうつ状態に陥ってくると危険です。
家族が倒れたら介護をする人がいなくなってしまうので、高齢者と同じぐらい家族のケアも大切です。

家族に相談してもらえる関係性を作る
ヘルパーとして家族と交流があるなら、なんでも話してもらえる関係性を築いていくことが大切です。
日頃から接していて、最近なんかおかしいなと思ったら声をかけてみる。
その言葉を聞き出せるか否かで、家族が感じている負担の度合いが理解できるようになります。
家族の労をねぎらい、チームでどうしたらこの悩みを解決できるか相談できます。

あまりに疲れているなら急いで支援する
家族にゆっくり休んでもらえるよう、夜間の訪問介護を入れたり、ショートステイの利用を考えましょう。また日中デイサービスへ行って、昼間の時間だけでも家族にゆっくりしてもらうのもアリです。
サービスありきではありませんが、緊急で対処が必要ならば、介護サービスをうまく活用すべきです。
訪問介護でそうした家族の状況を察したなら、ケアマネージャーに報告しましょう。
家族の負担を減らせるようチームで考える
家族の役割が、多すぎることが要因かもしれません。
中心となり考えるのはケアマネージャーですが、担当者会議などで介護士としてできることを伝えていきましょう。
一度家族が行っていることについて書き出してもらい、他者が代われることはないか考えると良いです。
少しの時間でも、変わってくれる家族がいるか検討しましょう。
隣市にいる兄弟などにも事情を伝えて、協力を依頼するのも手です。
また近隣の方にも事情を知ってもらい、困りごとがあった時にかけつけてもらうなどお願いをしておくと良いです。
ただ家族が近隣には介護していることを知られたくないという場合もあるので、家族によく確認が必要です。
家族のケアをすることで介護は続けられる

疲れ切っている家族を前に、頑張ってくださいとは言えないですよね。
高齢者へのケアはもちろんですが、それを介護している家族のケアもあるから在宅での生活が成り立ちます。
介護士として、家族に無理がないかという視点も忘れないようにしておきましょう。
認知症の高齢者を自宅でみる大変さ
施設などで認知症の高齢者をみていても、対応に困ることがありますよね。
挙げたらきりがありませんが、それが自宅で毎日行われてそれを見なければいけないとしたら。
在宅介護をおこなう家族の負担は、想像を絶するものがあるのです。
そうした家族のことをいたわらなければ、自宅で高齢者を介護することなんてとてもできません。
認知症のケアについては、下記の記事に詳しく紹介しているので参考にしてください。

あなたが介護する家族になる可能性もある
将来あなたの親が介護が必要になり、あなたが介護する家族になる可能性だってあります。
そんな時、家族がいかに大変な思いをしていたかということを、イヤというほど理解するでしょう。
地域や世間など他人の目を気にして、どうにもできない現状を嘆いてしまうこともあるでしょう。
在宅介護する家族が全部自分で抱え込んでしまうと、長く在宅介護を続けていくことは困難です。
家族が大変だという思いを伝えられる誰かを見つけておくことが大切ですよね。
あなたがその声を聞けるよう、日ごろから信頼感を得られるように業務を行っていきましょう。

家族のケアで辛い介護からサヨナラしよう
要介護者だけでなく、家族のケアをすることで辛い介護負担が少なくなります。
家族は誰に感謝されるともなく、無償で在宅介護生活を送っています。
もしかしたら、認知症高齢者から罵声を浴びせられているかもしれません。
そんな家族の痛みを少しでも和らげられるよう、介護士として家族のケアに配慮していきましょう。
高齢者だけでなく、家族ともきちんと接することで、信頼される介護士になることができます。
彼らの声にならない声を拾い上げられるよう、介護士として真摯に向き合っていってください。