そんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 介護の虐待事件に学ぶ介護職員の負担
- 虐待の事件に発展しないために介護士としてできること
介護の仕事15年以上ココパパ(@coco_883)です。
介護職員による高齢者への虐待は、2017年度で500件を超えており、11年連続で増加しています。
介護施設での高齢者虐待件数が510件で、11年連続で過去最多となったことが分かりました。https://t.co/ojVk9FsaCP
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 26, 2019
介護職員が高齢者を殴るなどの虐待は、あってはならないことです。
しかしこうした背景には、介護職員の負担が大きいことや要介護者への対応の困難さがあります。
虐待はいけないこととだけで片付けるのではなく、虐待に陥る介護職員のケアも考えていかなければ今後も増加傾向は避けられません。
介護の転職を考えているならかいご畑がおすすめです。働きながら0円で資格をとることもできます。また担当者がついて、就職までガッチリサポートしてくれるのがありがたいですね。
Contents
介護の虐待事件に学ぶ介護職員の負担

2014年川崎市の介護付き有料老人ホームで、職員が入所者3人を相次いで転落死させるという事件が起こりました。
2017年には東京都中野区の介護付き有料老人ホームで、職員が入所者を浴槽に投げ入れて殺害するといった痛ましい事故が起こっています。
2019年には、横須賀市の老人ホームで女性が首を絞められて殺害されました。
介護の虐待から殺人事件に発展するケースも増えており、どういった要因があったのか注目されるところです。
虐待はあってはいけないことですが、11年連続で増加し続けた背景には何があるのでしょう?
一つには要介護者への対応の困難さに加えて、介護職員の負担が大きいことが挙げられます。
詳しく紹介します。
介護の虐待事件とは
2014年川崎市の介護付き有料老人ホームで、職員が入所者3人を相次いで転落死させるという事件について取り上げます。
介護が必要な高齢者が転落死というのはちょっと考えられませんでしたが、しばらくして容疑者が逮捕されました。
- 2014年5月元職員が老人ホームで働き始める
- 11月男性入居者が敷地の裏庭で転落死
- 12月女性入居者2人が敷地の裏庭で転落死
- 2015年5月元職員が入所者の財布を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕
- 9月元職員が窃盗罪で懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受ける
- 2016年2月元職員が殺害を認める供述をし、神奈川県警が殺人容疑で逮捕
相次ぐ転落死が発生してから、1年以上を経て元職員が逮捕となります。
元職員が老人ホームで働き始めてから、事故が起きたのはわずか半年後のことでした。
この半年の間に何があったのでしょう?
判決にみる被告の状況
渡部被告に合わせて分刻みの業務表を準備したのでしょうが、かえって首を絞めることになってしまいました。
この時間にはこれをやって、5分で終わらせなければいけない。それが勤務時間中ずっと続くとしたら・・・。
認知症の方で、介助に拒否を示す人だっていますよね。
強く拒否されて時間がかかり、予定の時間をはるかにオーバーしてしまったとしたら・・・。余裕は決して生まれないですよね。
事件を肯定するつもりはサラサラありませんが、元職員が精神的に追い詰められた状況があったことが読み取れます。

判決にみる施設側の問題
被告が仕事の習熟度が低くとあるので、施設側もそのことを認識しています。
習熟度が低いのであれば、適宜仕事は行えているか、ムリはないかなど上司が確認をすべきですよね。
業務表の内容を見直すなど適切な教育を行っていくことで、被告の負担を軽くできたかもしれません。
介護職員もたくさんいるので、中にはなかなか仕事が覚えられない職員もいます。
仕事が遅いと言われ、仲間からは疎まれてしまい孤立している職員もいるでしょう。
仕事で悩みを抱えていても、悩みを聞いて解決しようと支えてくれる人がいたら全然感じ方が違いますよね。
問題を把握していながら改善しなかったのであれば、職員が問題を抱えているのにほったらかされているということになります。
そんな施設では、誰も働きたいと思わないですよね。

虐待の事件に発展しないために介護の現場でできること

虐待事件を起こしたことについては罪を償うべきですが、事件から分かることとして、介護職員の負担も決して少なくないことがあります。
仕事がなかなか覚えられず、悩みを誰にも相談できずにそのまま抱えているとしたら?
とてつもない不安をもって、毎日働いていることが容易に想像できます。
そしてそういった積み重ねによって、今回のような大きな事件にまで発展してしかねないのです。
問題を相談できる誰かを見つける
そん時、誰か相談できる人がいれば全然違います。もしいなければ一人で問題を抱えて生きていかなければいけません。
どうやって解決すべきか一人で悶々と悩んでいても、なかなか良い答えは見つからないですよね。
問題を相談できるような誰かを見つけましょう。良い職場だと、気にかけてくれる上司や同僚がいます。
こう言ってくれる人がいるかいないかで、心理的な負担は全然違います。
相談できない環境なら問題
そういった相談できる誰かが職場にいないとしたら、かなり問題です。
頼れる上司や気軽に相談できる同僚がいないとなると、一人で悩みを抱えながら日々過ごすことになります。
それがどんなに孤独でしんどいことか。
悩みを誰かに言えれば、解決策が見つからなくても気持ちが安心できます。
でも一人だと悩みはずっと抱えたまま、不安も消えず悶々とした気持ちのまま過ごすことになります。
職場の悩みを抱えているのに、職員の誰にも相談できないというのは残酷ですよね。解決の糸口が見えないのですから。
あなたが問題を抱えているのに相談できる誰かがいなくて、ほったらかしにされているなら職場を変えることも考えましょう。
異動や転職を考える
手っ取り早く職場の環境を変えるなら、異動の願いを会社にすることです。
悩みを抱えていることや、悩みを相談できないのでしんどいなどリアルな気持ちを伝えましょう。
場合によっては異動などによって、悩みの解決ができるでしょう。
そういった訴えをしても会社が動いてくれないなら、転職も考えるべきです。
だってあなたが必死になって訴えたとしても、会社は見て見ぬふりをするのですから。
そんな会社でこれからずっと働いていきたいと思いますか?

虐待事件のない介護の職場を選ぶためにすべきこと
虐待があるような職場で働かないためには、人間関係の良いところを選びましょう。
職場の雰囲気などは分かりづらいですが、転職エージェントを利用すると担当者があなたの代わりに情報収集してくれます。
担当者に何でも質問してできるだけ職場の情報をゲットしましょう。
おすすめの転職エージェントは、3つあります。
上記3社は、大手の介護転職エージェントであり、紹介実績が数多くあるという安心感があります。
また介護の資格講座取得が0円になる制度もあるので、利用した方がゼッタイお得です。
かいご畑
かいご畑は、地元の求人探しを応援してくれるたのもしいエージェントです。
- 資格なし&経験なしでもOKの求人が多い
- 短時間や残業なしなど条件に合わせて選べる
- 専任のコーディネーターが就職までサポート
- 全国6,000件以上の求人を紹介している
- 介護資格を実質0円でとることができる
かいご畑は介護の資格をもったコーディネーターがついてくれて、就職までガッチリサポートしてくれるのがありがたいですね。
カイゴジョブ
カイゴジョブは、介護業界に特化した長年の実績があり、他社にはない高案件があります。
- 月間40万人以上が利用しているマザーズ上場企業
- 介護業界に特化しているので信頼できる
- 月25万円以上など高給与の求人も多数
- 職員が寄より良い転職をサポートしてくれる
- 就活フェスなどで職場の雰囲気など教えてくれる
カイゴジョブは上場企業ですし介護業界に特化してきたという、絶大な安心感があります。
きらケア
きらケアは、あなたの希望に沿った仕事を見つけやすい転職エージェントです。
きらケアも、専任の担当者がついて転職後までしっかりサポートしてくれます。
- 年間累計利用者数80万人の実績
- 専任の担当者が就職した後までフォローしてくれる
- 給料の日払いや週払い制度にも対応
- 無料の資格取得支援制度あり
- 職場見学することも可能
きらケアは派遣もあるので、副業をしながらサクッと働きたいあなたにピッタリです。

虐待事件の心配なく介護を楽しもう
より良い職場を選ぶことで、虐待のない明るい風通しの良い環境で働くことができます。
そこにはお年寄りが痛めつけられるようなこともないし、ストレスMAXな職員もいないでしょう。
介護職員の負担はただでさえ大きいので、いかに負担を減らせるような取り組みを職場でしているかというのがカギです。
そういった職場で働くためにも、職場選びは慎重に行いましょう。