そんな悩みを解決しましょう。
本記事で伝えたいこと
- 介護の言葉遣いの事例を紹介【丁寧すぎず馴れ馴れしくならず】
- 言葉遣いより大切なのは心のこもった介護だ
- 職員への言葉遣いもかなり大切
記事を書いている私は、介護の仕事を15年経験。
日ごろかかわるお年寄りの様子をみながら、失礼のない言葉遣いを実践してきました。
自分よりもはるかに年上のお年寄りを相手にするので、失礼があってはいけません。
かと言ってあまり仰々しくてもイヤがられてしまいますよね。
その人によって、ちょうど良い加減を見つけ出すことが大切です。今回は事例をまじえて、詳しく紹介します。
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Contents
介護の言葉遣いの事例を紹介【丁寧すぎず馴れ馴れしくならず】

お年寄り相手の介護の仕事にあって、言葉遣いはとても気を遣います。
新人であればなおさら悩んでしまうでしょう。
そんな風に思わないよう、事例を紹介するので使えそうなものがあったら実践してみてください。
職場によって言葉遣いは違う
まず前提として、はたらく職場によって言葉遣いが違うことを知りましょう。
有料老人ホームなどでは、お年寄り=お客様として扱っているケースが多くみられます。
名前を呼ぶ時も、様をつけて呼ぶことがあります。
一方、田舎の方の老人ホームでは下の名前で呼んだり、冗談を言ったりとフランクな関係にあったりします。
そこでは当然、お年寄り相手でも砕けたものの言い方になります。
そんな風に地域性だったり、職場の考え方だったりによって言葉遣いも変わってくるのです。
あんまり仰々しいのはイヤだなぁと思えば、職場を見学したりボランティアに行って、その職場の雰囲気を知りましょう。

丁寧すぎない
先ほどの有料老人ホームの例のように、「◯◯様」とものすごく丁寧な言葉遣いをするところもあります。
しかしお年寄りによっては、却ってイヤに感じる人もいます。
この辺は個人によって感じ方も様々なので難しいところなのですが、その言い方を気にいる人もいれば、気に入らない人もいるということです。
そんなに丁寧な言葉遣いやめてよっていうお年寄りも中にはいます。
丁寧にすることは、決して悪いことではありません。
また慣れてきてタメ口になってしまうよりは、丁寧な方が好まれるでしょう。
この辺りはお年寄りと日々接していて関係性ができていく中で、ある程度砕けた言葉遣いでも許される場合があるということです。
ものすごく言葉遣いに厳しくて、いつでも自分はお客様扱いされなきゃ気が済まないという方がいれば別ですが。
人生の先輩として尊敬する気持ちを忘れずにいれば、自然と失礼のない言い方ができるでしょう。
タメ口は砕けすぎない程度に
職場によってはタメ口はダメっていうところもありますが、暗黙でOKなところもあります。
田舎の方へ行くと、却ってタメ口の方が良いというお年寄りが多い印象です。
友達に話すような砕けすぎていると失礼かもしれませんが、ある程度関係性ができてくるとどうしても砕けた話し方になってしまいますよね?
失礼のないようにと心がけていることが大切です。
砕けていますが、お年寄りが大変そうなことを配慮して言葉かけをしています。
職場によっては、こんな言葉遣いでも全然OKです。
ホテルのようなサービスを目指している有料老人ホームなどは、タメ口は許されないので注意しましょう。

職員への言葉遣いもかなり大切

お年寄りへの言葉遣いだけ気をつけていれば良い、というわけではありません。
一緒に働いている職員に対しても、同じような気持ちがなければ浮いてしまいます。
一人で働いているわけではなく、チームで介護するので職員に対しても礼儀を忘れないようにしましょう。
ありがとうを言えるか?
同僚に対して、きちんとありがとうと言えているでしょうか?
職員に対しては、どうしてもやってもらって当たり前になりがちです。すると「ありがとう」の一言がなくなってしまいます。
小さいことですが、そういったことからギスギスと働きにくい職場が作られていきます。
どんなささいなことでも、「ありがとう」の一言を職員にかけることを忘れないようにしたいですね。

パートさんにも丁寧にしよう
ついついパートさんに対して、雑に扱ってしまうことはないですか?
勤務時間が短かったり、介助内容が限定されていたりすると、使える使えないで判断したりしてしまいがちです。
でもパートさんがいて、やっと職場は回せていける現場なのですから、パートさんへの感謝も忘れないようにしましょう。
またパートさんに対しては、つい説明が足りなくなりがちです。
どうしてこのケアが必要かなどきちんと説明をすることで、誤解のないようにしましょう。
そしてケアしてくれたら、「ありがとう」の一言を忘れないようにしましょう。

言葉遣いよりも大切なのは心のこもった介護だ
お年寄りに失礼のない言葉遣いをするのは、介護をする上でとても大切なことです。
しかしもっと大切なのは、心をこめて介護しているかどうかです。
心のない介護士がいくら丁寧な言葉遣いをしたところで、お年寄りに響くことはないでしょう。
見かけの言葉には騙されないからです。
心配しているような一言でも、感情がなく発しているとしたら意味があるでしょうか?
面倒くさいなっていう気持ちがあると、お年寄りにも伝わります。
体調不良のお年寄りがいたら、心から心配する気持ちがあるかないかであなた自身の質が問われます。
言ってみれば、言葉遣いは二の次かもしれません。
言葉が悪くても、心のこもった介護をする介護士もいます。
どっちが良い悪いということではありません。
心をこめた上で言葉遣いも言い方を工夫していければ、その介護士の印象も変わってきます。

言葉遣いに気をつけながら心も忘れずに
お年寄りへの言葉遣いは、職場の考え方や地域性によっても違います。
大切なのは、お年寄りや職員に対して失礼のないようにという気持ちです。
それを忘れないようにすれば、自然とケースに応じた言葉遣いができるようになります。
最初のうちは失礼がないようにと意識しながら、慣れるまで続けていきましょう。
また言葉遣いのことばかり気にしすぎると、ついケアの方がおろそかになってしまいがちです。
肝心のケアに心をこめてできるか否かで、あなたの介護士としての質が決まってきます。
心のある介護を目指して、職場でステップアップしていってください。