そんな悩みを解決しましょう。
本記事で伝えたいこと
- 介護のボランティアってどうやったらできる?
- 介護のボランティアって何ができる?
- 介護ボランティアする前に知っておきたいこと
記事を書いている私は、介護の分野で15年働いています。現場には多くのボランティアさんが来てくれて、お年寄りと楽しく交流してくれていたのを見てきました。
介護のボランティアは、介護施設などへ連絡をとればできる場合があります。
直接施設に電話するのはちょっとと思うなら、お近くの社会福祉協議会へ連絡してみましょう。
社会福祉協議会なら、あなたのボランティア活動をしっかり後押ししてくれます。
介護ボランティアについて、くわしく紹介します。
Contents
介護のボランティアってどうやったらできる?

介護のボランティアは、主に介護施設などで募集されています。
施設にもよりますが、ボランティアはいつでもウェルカムというところが多いです。
施設などに直接連絡しても大丈夫ですし、お住まいの社会福祉協議会を通すとよりスムーズに活動することができます。
どこへ聞いたら良い?
もしこの介護施設でボランティアしたいと決まっていれば、直接自分で電話してボランティアしたい旨を相談しましょう。
どこも決まっていない場合は、お住まいの社会福祉協議会へ相談すると便利です。
社会福祉協議会では、介護のボランティア団体の紹介を行っています。
団体によって行うボランティアも様々なので、あなたの興味に合った団体を選ぶことができます。
社会福祉協議会は、ボランティア活動の募集やボランティアを探しているなど相談窓口となっています。
ボランティアしたいというあなたの思いにしっかり応えてくれるので、活用すると良いでしょう。
どこでもボランティアできる?
介護施設などであれば、だいたいどこでもボランティアはできます。
ただし施設の方針であったり、ボランティアの受け入れ状況によって異なるので確認が必要です。
基本的に介護施設は、ボランティアの受け入れを積極的に行っています。
施設が地域に開かれた空間として、活用してもらおうという目的があるからです。
また入所しているお年寄りも、なかなか他者との交流がなく刺激の少ない生活を送っています。
そういった意味でも施設にボランティアが来てくれるのは、お年寄りにとって大切なコミュニケーションの一つなのです。
介護のボランティアって何ができる?

介護のボランティアでできることは、たくさんあります。
レクリエーションを一緒に行ったり、洗濯物などの片付けをしたり。
施設によってボランティアに求められるものは違いますし、あなたがやりたい活動と照らし合わせてマッチしたところで働くと良いですね。
介護ボランティアでできること
そんなにしり込みする必要はなく、気軽にボランティアを考えましょう。
介護施設でのボランティアは、基本なんでもできます。
ただし、お年寄りの体に触れて介助するなどはできないので注意しましょう。
介護施設に来るボランティアは、下記のようなものがあります。
- 演歌や昔の歌を一緒に歌う
- 手遊びや体操など体を使った遊び
- 洗濯物やウエス切りなどの家事活動
- 話を聞く傾聴ボランティア
- 紙の作品などを一緒に作る
ボランティアしたいという人の中には、お年寄りの車椅子を押して一緒にお散歩をしたいと考える人もいるかもしれません。
しかし、100%事故が起こらないとは限りません。
万が一お年寄りに何かあっては大変なので、直接介助する場合は事前に職員によく確認しておく必要があります。
ボランティアで注意すること
施設側からすると、ボランティアで来てくれるのはとてもありがたいことです。
人手不足と言われている介護の現場にあって、無償で来てくれるのですから。
しかしお年寄りの体に触れるような介護をしたい場合、事前によく確認しておく必要があります。車椅子を押す、片麻痺の方の歩行介助をするなどといった身体介護を行う場合ですね。
お年寄りは多くの病気を抱えており、時に予期しない動きをすることもあります。杖を使って歩いていて、急につまずいて倒れてしまった。
あなたが介護の仕方がよくわからなければ、片麻痺の人にはどうやって介助するのが良いかなんて想像もつかないと思います。
せっかく気持ちよくボランティアしていても、こういうことがあるとやっぱりやめておけばよかったなんて後悔の気持ちばかりになってしまいますよね。
そうならないためにも、特に身体介護を行うときには事前に職員とよく話し合って情報共有しておくことが大切です。
こういった事故を防ぐために、基本的にはボランティアに身体介護はさせない方針の介護施設もあります。
事故など防ぎたいなら、介護のことをしっかり学んでおくのも有効ですね。介護の基本的な内容を学びたいなら、初任者研修がベストです。

お年寄りは喜んでくれる?
ボランティアがくると、お年寄りの多くは喜ばれています。
ただしボランティアが一方的に歌を歌い、お年寄りはただ見ているだけだと退屈してしまいます。
介護施設に来るボランティアに期待されているのは、お年寄りと一緒に何かすること。
普段あまり他者との交流がないお年寄りにとって、誰かと交流できるのは大変貴重なチャンスです。
一緒に体でリズムをとって歌う、ゲームや作品つくりで体を一緒に動かす。
ボランティアと一緒になってやることで、お年寄りの笑顔も増えてきます。
後で述べますが、認知症があって落ち着かなくなる方もいます。また、寝たきりで反応が分かりづらい方もいます。
すべてのお年寄りが笑顔になるわけではないので、その点は承知しておきましょう。
介護でボランティアをするなら知っておきたいこと

介護ボランティアをするなら、知っておきたいことについてまとめました。
ただボランティアするだけでも良いのですが、今後も続けていきたいのであればこれから紹介することを知っておくと、さらに楽しくなるでしょう。
ボランティア保険に入ろう
ボランティアするなら、保険に入っておきましょう。
ボランティア中でも、何が起こるかわかりません。あなたが予期せぬ事態が起こることだって、充分考えられるのです。
- 高齢者が転んで怪我してしまった
- 高齢者の乗った車椅子をぶつけてしまった
- 施設の物を壊してしまった
万が一に備えて保険に入っておけば、安心してボランティア活動を行うことができます。
個人、グループどちらでも入ることが可能です。少額の掛け金なので、負担が少なく安心です。
詳しくは、社会福祉協議会で尋ねてみてください。
高齢者のことを知っておこう
介護施設の高齢者について、知っておくと良いでしょう。
高齢者は介護が必要なので、病気をかかえていたり認知症にかかったりしています。
認知症がある方は、辻褄の合わない会話をする方もいるでしょう。
介護施設にいる高齢者のことを知ることで、ボランティアをする時にどうやって関われば良いかが具体的に分かります。
隣に座って大きな声で、大きく分かりやすい動作で接するなどが必要です。
そうした関わりによって、高齢者もボランティアを受け入れてくれます。
高齢者が楽しめば、あなた自身も楽しい時間を過ごすことができるようになりますよね。
冬場のボランティアは控えよう
1~3月ごろになると、インフルエンザがまん延する恐れがあります。
施設は集団生活なので、一人インフルエンザにかかると感染の恐れが高いです。
そのため、外部からの来客を制限する場合もあります。
冬場、インフルエンザが流行っている時のボランティアは控えましょう。
またそれ以外の季節でも、ちょっと体調が悪い時は控えるなどしましょう。
介護ボランティアでお年寄りと楽しく過ごそう
ボランティアをしようとする方は、本当に頭が下がる思いです。
介護施設などで暮らしているお年寄りは、認知症などもあって中にはなかなか気難しい方もいます。
でもあなたの優しい気持ちによって、お年寄りも楽しく過ごすことができるでしょうし。
時にはお年寄りの手に触れて、あたたかさを伝えることも大切なコミュニケーションの一つです。
ぜひあなたのボランティアしたいという気持ちが発揮できますよう、応援しています。